私たちについて

私たちのやっていること

北海道への移住と新規就農

1.技を売らずに美味しい野菜を売る

 美味しい野菜かどうかは比較することでしか評価はできません。同じトマトでも違う品種を作って比較する。時期や育て方を変えて比較する。他の農家の方が作ったものを購入して比較する(美味しかったら見に行く)。
これさえ入れれば美味しくなる、これさえやっていれば美味しくなると言った魔法の資材や農法は存在しません。地道な研究と実践を続けて行くことに美味しい野菜という結果が伴います。

 主な野菜:ミニトマト(約30種)、大玉トマト、中玉トマト、メロン、小玉スイカ、オクラ、ナス、じゃがいも、軟白ねぎ、など


2.森と畑を守り、豚を飼う

 傾斜がきつく、長年使われていなかった森が5ヘクタール(東京ドームで1つ分ほど)ほどあり、冬の薪ストーブの燃料として活用するため、この森の維持管理を行っています。薪ストーブの灰は畑や森へ返します。
 また、毎年春に子豚を譲っていただき、畑でできた作物の中で商品にできない作物が豚たちのご飯となります。地元で調達できる残飯など(エコフィード)も頂いてきて豚のご飯にし、秋には美味しい豚肉になって私たち家族の食となります。
 地元から稲わらやもみ殻なども頂いて、豚の排泄物と混ぜて堆肥化し、畑や森に還元します。


3.雪と共に生きる

 のみやまファームは、北海道内でも有数の豪雪地帯の山の中にあります。周囲に人家はなく(お隣さんまで1km弱)、冬は雪に閉ざされ、ビニールハウスが雪に潰されたこともあります。
 一方で、雪の下に埋めたじゃがいもは甘く美味しくなり、秋に種をまいた菜花は雪の下でじっと耐えた後、春には一斉に芽吹きます。
 のみやまファームの専用貯水池は、この雪解け水と夏場の雨水のみで満たされており、作物に与える水として活用しています。
 のみやまファームは雪と共に生きていると言っても過言ではありません。


「あなたの食卓にハレの日を」
 普段の買い物の時にちょっと背伸びをして買うもの。
 家に帰り、「こんなものがあったよ。」と食卓で話題にあがるもの。
 ただ珍しく、食べてみれば美味しく、また見かけたら買ってしまうようなもの。
 お中元などの機会ではなくても、特別な人にちょっと送ってみたくなるようなもの。
私たちはそんな美味しい野菜を作りたいと思っています。

    のみやまファーム 野見山 朋秀・絵美